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北海道

地形

北海道は日本列島を構成する主要4島の一つです。47都道府県中、唯一の「道」で道庁所在地は札幌市です。中央部を北見産地、日高山脈が南北に連なり、その西部に天塩山地、夕張山地があります。日本海側に石狩平野、太平洋側に十勝平野、根釧台地が広がります。知床半島の東には北方領土の島々があります。オホーツク海、日本海、太平洋の3つの海に囲まれています。北海道本島の面積は77,984.41km²。日本のおよそ22.2%を占めます。

気候

北海道の気候は春と秋が短く、夏は涼しいのですが、冬は長く寒さがとても厳しいものになります。夏と冬の温度差が大きく冬の積雪は根雪となります。過去にはいくつもの地点で-40度以下の気温が観測され、日本で最も寒い場所とされていますが、海の影響もあり北海道内でも気候がそれぞれ違っています。気温は夏冬とも一般に日本海側で高く、オホーツク海・太平洋側で低く、降水量は極端に多いわけではありません。オホーツク海に面した海岸では、風に乗って氷が名が割れてくる流氷もしばしば見られます。

歴史

明治以前までの北海道は、蝦夷地(えぞち)と呼ばれ、13世紀頃から江戸時代にかけては先住民アイヌ民族独特の文化の時代が続きました。大原始林に覆われ、そこに住む人々は鳥獣を狩り、野草を摘み、川や海の魚を捕って生活をしていました。蝦夷の先住民(原日本人とも言われています)は文字を持ってなかったので、その歴史はよく分かっていません。
 
1604年、徳川家康により江戸幕藩体制の一藩に組まれますが、勢力範囲は道南の函館から熊石までの数十里の地(松前地と呼ぶ)であり、農業生産のない松前藩に与えられた権限も石高で表される領地の支配権ではなく、単に蝦夷地交易の独占権にすぎませんでした。
 
1669年、「松前藩を追い払え」というシャクシャインの動きで、ほぼ全島のアイヌ人が決起、19隻の交易船が襲撃され273人の和人が殺されたシャクシャインの乱がありました。幕府は東北諸藩にも出兵を命じ、アイヌ軍は敗北しました。そして、松前藩に絶対服従の誓詞を提出しました。この戦争はアイヌ民族の命運をかけた戦いでしたが、その結果、アイヌは和人に隷属する道を選ばざるを得なくなりました。
 
1719年に正式に1万石の大名として認められました。藩財政も当初はアイヌ交易をはじめ鷹、砂金などの特産物収益に依存していましたが、この頃から松前蝦夷地は、ニシン、サケ、コンブをはじめ、いりこ、干しアワビなどの産地として、幕藩制下の経済に大きな役割を果たすようになりました。江戸中期から後期になると、ロシアはカムチャッカ半島から千島方面へと進出、他の外国船も北海道近海へ出没するようになります。老中・田沼意次は大規模な蝦夷地調査を行い、ロシアとの交易を進めますが、田沼の失脚(1786年)によって交易は途切れます。
 
1797年にはイギリス船が室蘭に来航、ロシア人がエトロフ島に上陸します。翌年、幕臣であり探険家でもあった近藤重蔵がエトロフ島に「大日本恵土呂府」の標柱を立てます。1万石格の松前藩に任せておけなくなった幕府は1798年、松前藩を内地に移封して、蝦夷を直轄地とします。この頃に、伊能忠敬の東蝦夷地の海岸測量や、間宮林蔵の樺太探検・間宮海峡の発見がされました。
 
1804年、ロシア使節が長崎に来航して貿易を要求しますが、幕府にこれを拒否されます。怒ったロシアは樺太・利尻などに侵入して幕府船を焼くなどの圧力を加えていました。津軽海峡にも外国船が出没するようになり、幕府は松前藩に新たに城を築かせ、東北諸藩に警護を命じます。ロシアの艦長ゴローニン中佐は国後島に上陸、警備の日本側に抑留されますが、その報復として捕らえられた貿易商・高田屋嘉兵衛の尽力によってロシア側に侵略の意図はないことが判明し、日露間の緊張は緩和されました。
 
1854年、日本が開国を認めると、箱館は伊豆の下田とともに開港場になり、幕府は箱館奉行をおきます。この開港によって箱館は大きく変化します。西洋人の渡来、洋学校、五稜郭の築城、洋式造船、キリスト教会など近代文明の玄関口へと変貌しました。
 
明治2年(1869年)、箱館戦争が終わると新政府は蝦夷地を北海道と改名し、開拓使を設置します。これにより札幌は碁盤の目のような都市計画を建設し始めました。明治7年(1874年)には屯田兵制度を設け、開拓に必要な人材を養成する札幌農学校(現在の北海道大学)が設置され、北海道を開発し始めました。この学校から教頭クラーク博士の教えのもと、新渡戸稲造、内村鑑三らが卒業しています。市の中心部にある「時計台」は農学校の演武場を移転したものです。
 
現在、北海道は人口194万人余りの政令指定都市札幌を擁するまでに発展しています。

工業

北海道は食品製造などの工業と苫小牧、室蘭ではパルプが発展しています。
北海道の工場といえばビールです。札幌市にはスーパードライでおなじみのアサヒビールの大規模な工場があり、工場では見学ツアーも充実しています。
また北海道の食品製造は、何と言っても酪農です。酪農を生かした牛乳、バター、チーズ、アイスクリームなどの乳製品の加工も札幌をはじめあちこちで行われています。
水産加工も盛んで、函館ではサケ・イカ・コンブなど多くの水産物が加工されています。釧路でもサケマスの加工を中心に加工場が立ち並んでます。他にもカニ加工やカズノコ、ニシン、ホタテなど食欲をそそる海の幸の加工品が製造されており、北海道はまさに日本の冷凍・冷蔵庫と言えます。
北海道は面積の70%が森林であり、良質のエゾマツ・トドマツに恵まれていることから製紙・パルプ工業が盛んです。

鉱業

かつて北海道は日本有数の鉄鉱石や石炭・石油などの地下資源を掘り出す鉱業の地でした。特に石炭を掘り出す夕張炭田が日本最大の地帯でした。ところがエネルギー革命が進み、燃料として石炭よりも石油が用いられるようになり、1990年にこの地域の炭鉱は全て閉山してしまいました。

農業

北海道は土地が広いこともあり、農業が盛んです。耕地面積の約8割は牧草地(約4割)と畑作地(約4割)です。農業の特色は酪農と畑作が中心であることと、農家1戸あたりの耕地面積が広く専業農家の割合も大きいこと(全国平均の10倍近く)です。農業では米、野菜(ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジンなど)てんさい、豆類、とうもろこし、畜産の生産額が高いです。

水産業

北海道といえば、何と言っても海の幸です。もちろん周囲を海に囲まれているので、鮭やマス、昆布にホタテ貝など水産資源に恵まれ、漁獲量は日本一を誇っています。釧路、稚内ではスケトウダラ、根室ではサンマが大量に水揚げされます。
北海道は今でも日本全国の農業生産高の4分の1を誇る水産王国ですが、1977年の200海里の排他的経済水域が定められたことで、漁獲高は激減しています。ロシアとアメリカとの交渉で漁場、漁獲量などが決められ、入漁料を払わなければなりません。さらに環境問題、燃料の高騰、後継者の不足の問題などで日本の漁業は深刻な問題となっています。

交通

北海道は広大なので道内のあちこちに10を超える空港があります。ただし、陸路に関しては交通の便が悪く、高速道路に至ってはありらこちらにあるものの未だ全道を周回、横断、縦断することはできません。
1988年に20数年の歳月を経て、海底トンネルである青函トンネルが開通しました。その結果、青森と函館間は、津軽海峡水深140mの海底下100メートルの地を全長53kmに渡って結ばれています。
2016年3月26日、新青森ー新函館北斗間の北海道新幹線が開通しました。ようやく開業に至った北海道新幹線ですが、北海道最大の拠点である札幌のビジネス客が新幹線を利用するためには、在来線を使って函館まで移動する必要があります。この北海道新幹線開業に伴い、特急スーパー白鳥、特急白鳥、急行はまなす、寝台特急カシオペアの運転を終了しました。

ロシアと北方領土

北海道の東方にある択捉島、国後島、色丹島、幅舞諸島は「北方領土」と呼ばれます。1855年2月7日に結ばれた日露和親条約において、千島列島のウルップ島から北側はロシア領、択捉島から南側は日本と定められました。しかし第2次世界大戦後、ソビエト連邦(現在のロシア連邦)軍が占領しました。
1956年の日ソ共同宣言において、ソ連は平和条約を結んだのち2島を返還するとしましたが条約締結には至りませんでした。
1993年にエリツィン大統領が訪日しての日露東京宣言においては、2000年までに北方領土問題を解決し平和条約を結ぶということが合意されましたが、今でも交渉が続けられています。
またビザ(入国査証)なしでの相互訪問や、ロシアに発電所や工場を建設する経済協力などの交流も行われています。

観光

悠久の自然に恵まれた北海道は最大の観光地です。
6つの国立公園と5つの国定公園があり、これは全都道府県中第1位です。
その中で釧路湿原国立公園は1987年に28番目に指定された国立公園です。鶴の仲間であるタンチョウの生息地で、日本最大の淡水魚イトウもいる。絶滅が危惧されている日本最大のフクロウ種シマフクロウやキタキツネも生息しています。また、氷河期の遺存種(生きた化石とも呼ばれる)である北サンショウウオやトンボの仲間のイイジマルリボシャンマもいます。
 
観光には、一番本州よりで北海道の玄関口である夜景で有名な函館や北海道の中心都市で道庁所在地でもある札幌、レトロな雰囲気の運河沿いや堺町本通りを散策し、海の幸を堪能できる小樽はまず押さえておきたいところです。北海道にはまだまだ自然を生かしたアクティビティが盛りだくさんです。四季折々に風景が移り変わるのも魅力のひとつです。
 
2016年度の都道府県魅力度ランキングでは8年連続1位に輝きました。